
試験前日、授業を受けてから3ヶ月ぶりに見る資料…ペラッ
「全く覚えていない…こんなことやったっけ?」
よく見られる光景です。
これは学習した内容を全て忘れているということなので、試験・テストでは致命的です。
このような事態を避けるためには、予習と復習が有効です。
皆様は、予習と復習をしていますか?
わたくし鰐部も高校生までは『予習=面倒、復習=とても面倒』という認識でした。
しかし大学受験から予習・復習がとても大切、というよりは、予習・復習をしない勉強は勉強でないとまで認識するようになりました。
そんな大切な予習・復習について紹介したいと思います。
授業での勉強の前後には「予習」と「復習」があります。きちんとする人もいれば、まったくしない人もいます。
勉強の本質は「理解と記憶」であることを忘れないでください。理解と記憶をするために、予習して、復習をします。
考えてみれば授業中にしていることは、先生が黒板に書くことをノートに書き写すだけです。
しかし黒板の字をノートに書きとめる行為は学習ではなく、『作業』です。
作業では、理解も記憶も身につきません。
◯予習について
予習をすれば、授業中に先生の話している言葉がよく理解できるようになります。
授業中はノートを取らない代わりに、授業の内容に集中して、理解と記憶に徹します。
◯復習について
授業が終わり、復習をすれば、記憶に残りやすくなります。
確実に記憶するためには、復習しかありません。
何度も復習して、頭に知識を入れ、定着していつでも出せるようにします。
「力を入れるべきは、予習より復習」というポイントを忘れないでください。
・復習時間のコツ
復習には、予習の何倍も時間をかけてください。
当塾で推奨しているのは『授業時間・自己学習と同じ、あるいは多く時間を取ることです』
授業中は、先生が講義をしています。遊んでフラフラしていることはありませんね。
その時間をフルに使って講義をしているはず。そして聞いて納得するより、一つ一つを覚える方が時間がかかるはずです。
その授業の復習が授業時間より短いのは、非常に頭が良い・復習が足りないのどちらかです。
そのため、ある程度の時間を確保することはとても大切です。
・復習頻度のコツ
記憶のためには一度で覚えるのではなく、復習を重ねることで、繰り返し覚えるという姿勢が大切です。
高校生活を思い出してみましょう。
毎日何度も顔を合わせた親友・一度も話したことがないクラスメイト
どちらの方が下の名前や顔を思い出せますか?
もちろん何度も顔を合わせた親友ですね。
脳は何度も接触する情報は重要と捉え、記憶に残そうとする習性があります。
勉強でもそれを利用します。
何度も復習して、覚えるのです。
ちなみに結果が出ない人ほど、忘れていたことに気づくと『この前覚えたのに何故忘れたんだ?』『せっかくこの前覚えたのに…』と思います。
当然です。何度も繰り返さないと長期記憶にならないためです。
できる人ほど「忘れて当然」
できない人ほど「覚えたから忘れるわけがない」
と思います。
・復習のタイミング

忘却曲線というものがあります。
どのくらいの期間で何パーセント知識を忘れるかを表した図です。
人は1日で70%近く忘れると言われています。
(提唱者によっては90%という人も)
そのため1回目の復習は当日がとても有効です。
・授業後に授業を振り返る
・自己学習終盤にその日の学習を振り返る
そしてその当日の復習も忘れ始めます。
そのため2回目の復習は翌日にしましょう。
2回目になると、かなり定着してきた実感があります。
そして3回目の復習は少し期間を開けるのがポイントです。
かなり定着した分、忘れにくいですが、数日も経つと忘れやすくなっています。
そこで頭から離れかけた記憶をしっかり取り戻すのです。
3回目のタイミングは人によって様々ですが、5日〜7日後が目安です。
一度離れかけた記憶は大変強固な記憶になります。
ここで忘れていけないのは、習熟度は人によって異なることです。
そのため、忘れやすい人は到達目標と自分の状況次第で3回以上の回数が必要にはなります。
大切なのは『回数ではなく、知識を定着させることです』あくまでも回数は目安です。
一度実践して、数ヶ月経っても忘れていなければ、回数は適切だったと考えられます。
忘れていたら回数を増やすことを考えて良いと思います。
◯残り期間が少ない時
- 「試験日までどうしても時間がないんだ!」
そういうときは、最悪、予習は省いて復習だけに力を入れてもかまいません。
もちろん予習ができれば、理想です。
しかし、時間の制約から、難しいときには、復習に絞った勉強でもいいでしょう。
とにかく勉強とは「理解と記憶」です。
理解と記憶ができていない作業は、すべて無駄と考えましょう。
◯まとめ
いかがでしたか?
1番もったいないのは、勉強した内容を全忘れし、一から思い出しながら勉強することです。
せっかく勉強した時間が全て無駄になってしまいます。
その時は楽ですが、これが最も非効率な方法で、合格から遠ざかってしまいます。
定期的に予習・復習をすることで、本番まで記憶を保ち、本番の試験に楽に受かることが可能です。
もし、実際にどうやって勉強すれば良いかなかなか分からない。不安という方はご連絡下さい。一緒に解決方法を考えていきましょう。
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